夢をかなえる
今日から12月。早いもので2023年も残り1ヶ月となりました。この時期にはいろいろなところで今年一年の総括が始まりますが、年末に発表される「ユーキャン新語・流行語大賞」もそうした世相を反映しているものの一つです。先月には今年の大賞候補の30語が発表されました。(ちなみに2023年の新語・流行語大賞は本日発表される予定です。)
私自身もそれらの言葉を眺めていると、なかには「首振りダンスってなんだろう…!?」と首をひねるものがあったりしますが、その一方で、朝ドラで話題になった「スエコザサ」などを見つけると、あのときのほっこりした気持ちがよみがえってきたりもします。そして、それら30語のなかには、3月に開催されたWBCで大谷翔平選手の発した「憧れるのをやめましょう」も入っていました。
大谷選手のこの言葉は、大会決勝のアメリカ戦の際に言われました。現役大リーガーを揃えたスター軍団との対戦を前に、大谷選手はチームメイトに向けて、「僕から1個だけ。憧れるのをやめましょう。…僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」と語ったと言われています。そして大谷選手の言葉通り、日本はアメリカを破り、見事に世界のトップになりました。
「夢は目指したときから目標に変わる」と言われます。夢は、憧れているだけではいつまでたっても夢のまま、決してかなえることができません。憧れるのをやめて、目指すべきものとして意識することで、夢は目標に変わります。そして、夢が目標に変わることで、私たちにはやるべき努力の道筋が見えてきて、夢の実現の可能性が高まります。夢をかなえるために最も大切なことは、自分自身が「それを目指すと決意する」ことなのです。
夢を夢のままで終わらせないために、皆さんはぜひそれを目指してください。そのとき、夢は目標に変わります。そして、どんなに遠く高い目標であったとしても、そこを目指して歩みを進めている限り、皆さんは確実にそこに近づいているはずです。
夢は目指したときから目標に変わる──この言葉を、私から皆さんへのクリスマスの贈り物とさせていただきます。
今年のクリスマスカードです。
夢を目指す皆さんへのメッセージを載せています。