夏季休暇中の活動として、7月28日(土)~29日(日)にかけて宮城県東松島市に行ってまいりました。小野駅(おのくん販売所)・ディスカバリーセンター・東松島震災復興伝承館(旧野蒜駅跡地)・KIBOTCHA(旧野蒜小学校跡地)・あおい西集会所などに訪問し、東日本大震災から復興に向けて歩んでいる街並みを拝見しました。
特に印象的だったのは、齋藤幸男先生(元石巻西高校校長・現東北大学特任教授)、小野竹一さん(東松島市あおい地区自治会長)、雁部那由多さん(『16歳の語り部』著者)、女子高生語り部グループ「TTT」の皆さんから聞いたお話の数々です。東日本大震災発生当時に体験したこと、これまでの7年間の中で感じたこと、これからの日本に必要なこと、それぞれの想いがたくさん詰まったお話を聞かせて頂きました。
▲靴下でつくられた「おのくん」 ▲「おのくん」販売所の皆さん
▲ディスカバリーセンターの皆さん ▲KIBOTCHAになった旧野蒜小学校
▲曲がっている旧野蒜駅の標識 ▲津波の影響で壊れた発券機
▲齋藤幸男先生による講話
避難所となる学校現場においては子どもたちの力が必要である
▲たくさんの写真とスライドを使ってご説明くださいました
▲小野竹一さんによる講話
住民の手でつくる町づくりの大切さを学びました
▲雁部那由多さんによる講話
ご自身の経験や夢を語ってくださいました
▲TTTの皆さん
当時の体験をそれぞれの目線から語ってくださいました
▲日星高校(京都府)の皆さんと振り返り&交流会をおこないました
<参加生徒の感想(抜粋)>
- 多くの人から話を聞いて、人の気持ちの話や震災でのこと、人と人とのことや生きる意味など、とてもためになる話をしてもらい、その上で自分には何ができるのかと考えました。また少しでも自分を変えていけたらいいなと思いました。
- 実際に考えてみないと思いつかないことや当時のことを聞いてみないと分からないことが多いことに気付かされました。
- 家に帰ったら10人にしっかり伝えたい。家を出るときのあいさつや日ごろの当たり前を大事にしていきたい。
- 実際に被災してその経験を生かして人の役に立てようとしている人の話は、どんな人の話よりも重く考えさせられることが多く、いい機会だった。
- 実際に被災した体験話を聞き、そこら辺の大人が言う言葉とその人たちが言う同じ言葉には全く違う力があり、別の言葉のように思えた。
- グループワーク等の経験をして、今まで思っていたこととは違うこともあったし、改めて深く考えるいい機会になったから、何らかの方法で自分たちも雁部さんのように伝え、広めていければいいと思いました。
「お世話になった皆さん、ありがとうございました!!」
<スタディーツアー参加生徒へ>
予告していた宿題を下記ファイルからダウンロードして確認してください。